今年の研修旅行は去年に引き続き、世界遺産(去年は姫路城)を見学してまいりました。今年は過去最多の27名の参加者となり、マイクロバス一台では少々手狭でご迷惑をおかけしました。一般参加では、竹林さん、今川さん、平馬さん、山本さんの独身OL四人組に参加していただき、いつも男臭い旅行に華を添えていただきました。
 東海北陸道のおかげで荘川村まで2時間足らず、本当に近くなりました。2007年に飛騨清見―白川郷間が開通する予定なので、白川郷もさらに身近になります。
 さて当一行は、まず荘川桜を見学。バスの中で「プロジェクトX」の桜大移動の感動秘話にほだされ後なので、さらに感動が倍増しました。当紙面で何度かお話させていただいておりますが、ひもろぎ苑に荘川桜の子孫が息づいており、何とも感慨深い対面となりました。
 さらに、御母衣ダムと展示資料館を見学後、国指定重要文化財の合掌造り“旧遠山家”を見学。合掌造りと言えば白川村の“和田家”が良く紹介されているのですが、和田家は観光客で超満員!旧遠山家なら落ち着いて合掌造りを骨の髄まで堪能できます。しかも和田家(拝観料300円)より拝観料が90円も安く言うことなしです。
 そして白川郷に入り昼食、その後2時間あまり自由行動。ひとつ残念なことが・・・前日で“どぶろく祭り”が終了しており、酒好きの理事長島崎さんとT氏にとっては痛恨の極み、2人寂しく酒盛りに興じておいででした。我々が白川郷に到着したころから小雨が降り始めましたが、霧に霞む山並みに合掌造りが映え、一層憎い演出をしてくれました。
 白川郷は合掌造りの建物が密集しており、さすが世界遺産と言わせるだけの景観を披露してくれます。観光地なので合掌造りの建物はすべて見学施設や店舗だと思っていましたが、民家も点在し、人と自然の調和が窺えます。合掌造りは大家族制度の元発展を遂げ、養蚕や焔硝(火薬)により地域社会を形成してきました。現在は観光に生活基盤が移されていますが、民家が観光地の中に点在しているということは、民家の人々の協力により観光地が機能しているのだと感じました。地域社会のつながりが心地よく残る素晴しい場所でした。
 我々根っ子ネットワークの研修旅行は、ただ観光地に行き見学するのではなく、人と文化が介在する現場を肌で感じ、個人が正しい歴史観を養うことができる旅行を目指して企画運営しております。商業的ツアーから見ると、少々異質な感じを受けられるかもしれません。しかし、スタッフがより良いツアーにしたいと思考し、素人ながらにも運営させていただい
ております。潤沢な資金もございません。自分たちで収穫したサツマイモでキントンを作ったり、配布用の資料を手作りで作成したり・・・ともう準備の段階から旅行が始まっています。これからも手作りの旅行を企画していきたいと思いますので、興味を持たれた方は一度ご参加下さい。
                                                               (青樹)
《白川村へ行って》
 白川村付近あるものと言えば・・・合掌造りの家。私には、そのイメージしかありません
でした。今回の研修旅行の日程表を見ても、白川郷くらいしかイメージできなくて『荘川桜?御母衣ダム?』という具合で・・・でも、行きのバスの中で観た「プロジェクトX」で荘川桜のことを知り、実際に桜を見たときには『風の中のすばる〜♪』がBGMとなるくらい感動し、その幹の太さ・存在感に驚きました。
 今回の研修旅行では、至る所で『日本』が感じられました。古くから多くの日本人が様々な思いで見つめてきた桜、先人の知恵が詰まった機能的な構造の合掌造りの家、そしてそこに住んでいた人々の生活などです。
 いつか海外へ行き色々なことを知りたいと考えていますが、日本のことももう少し知りたいなと思えた研修旅行でした。
                                                        (松瀬〔大学2年〕)
〈こぼれ話〉
行きのバスでは、「プロジェクトX」に大感動していた松瀬さん!帰りは宇多田ヒカルの“オートマテック”をカラオケで大熱唱し大いに場を盛り上げてくれました。まだまだ歌い足らなくて欲求不満気味の松瀬さん、来年に力を温存しておいて下さい!!
《出会いに感謝》
 この研修旅行の醍醐味は、様々な人々と出会えることだと思います。人生の先達、日常中々会話することの無いOLの方々、女子大生、チビッ子・・・小生にとって、この方々と会話し色々な観点からモノの見方を勉強できることが何よりの財産です。
                                                              (小塚)
〈こぼれ話〉
 毎年ほぼ徹夜状態で、手書き資料の作成ご苦労様!次回はさらにイラストを充実し、余裕を持って作成に当たるとのコメントを貰っております。是非次回ご参加いただき小塚君の手作り資料を採点してあげて下さい。